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企業家として成功や幸せは、決して、ライバルと競って奪い取るところにあるのではなく、いかに多くの御客様の笑顔と出会えるか。そんなところにあると思います。「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない。」(※斉藤一人氏)。そして、「人生というのは、思ったとおりにはならない。やった通りになるもの。」(※箱田忠明氏)。是非おたがいに、刺激しあって成長できれば、こんなにワクワクすることはないと思います。

 それから、特に団塊の世代の方に伝えたいお話があります。大村あつしさんの著作のなかに、有名な偉人のお話が紹介されています。舞台は、アメリカはケンタッキー州南部のコービンという小さな町です。数多の転職後、この人物は、30代後半でガソリンスタンドを始めますが、あえなく倒産。その後、ガソリンスタンド利用者をターゲットに、小さなレストランを始めます。そして、このレストランで働いてくれていた息子の死去や火事などの試練を乗り越え、試行錯誤の末、フライドチキンの独自のスパイスと調理法を完成させ、漸くレストラン経営を軌道に乗せるのです。ところが、更なる試練が襲います。

 コービンから離れた所に建設されたハイウェイのために、車の流れは一変。レストランに立ち寄る客は激減してしまいます。レストランを手放し、借財を支払った後、その手許に残ったのは、中古の車と自らあみ出したフライドチキンの調理法だけでした。これは、彼カーネルサンダースが、実に65歳のときのことです。そうしてここから、カーネルサンダースは、フライドチキンのオリジナルレシピを教える代わりに、売れたチキン一羽につき5セントを受け取るというフランチャイズビジネスに乗り出してゆくのです。

 成功の秘訣は、成功するまであきらめないことだ、といわれます。決してあきらめないという気持ちさえあれば、人生に負けはないといえそうです。
                              
                                      古川泰司 拝
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  第一に、会計人として、常に厳しい専門家の目で、お客様にアドバイスをする、ということです。それは、税務上でのグレーゾーンに対しても同様です。お客様と一緒に夢を語るのは大切なことですが、あえて、会社の将来のために、はっきりと「正しいこと」を申し上げるようにしています。


 魚は、真水では生きることはできない、などと譬えて言われることがあります。でも、ヘドロの中では、魚は生きることは到底できません。とすれば、適度に汚れている水の中で、魚は生きてゆける。そう言えそうです。

 では、「魚が、一番イキイキと生きてゆける水の汚れ具合はどの程度なのか」。この答えは、各人の主観に左右され、皆が納得できる解答は得られそうにありません。結局、「魚は、真水でこそ一番イキイキと生き続けるもの」。いつも、そう信じる心を失くしてはならないと思うのです。職業人として忘れずにいたいと思います。


  第二に、事務所としては、私を含めたメンバーの個性・特性に依存するのではなく、お客様に提供する仕事やサービスの中身それ自体で、信頼を得てゆかねばとの思いを強くしています。

そのために、自戒を込めて、スタッフの皆とは、『プロたることの条件』を確認し合っています。職業のジャンルを問わず、仕事をすることによって報酬を得ている人は、そのことによって、すでにプロであり、また、プロでなければならない筈です。

 プロであるためには、
  ①自分で高い目標を立てられる人であること
  ②約束を守ること、③準備をすること、④進んで代償を支払おうという気持ちを持っていること
  ⑤不平や不満はそれにふさわしい現実しか呼び寄せないことを知り、感謝と報恩の心で生きようとすること
 
  こうした条件を満たしているのか、満たすべく努力をしているかどうかだと思います。



                                     古川泰司 拝
経営理念という大層なことを言うのは・・・。まだまだ自らがそれを徹底できていないので、口に出すのは恥ずかしいです。 ただ、理念を考える際に、そのベースにもなると思われる大好きな言葉がいくつかあります。

  まず、乙武洋匡さんの「五体不満足」の最後のページに書いてあったのですが、「・・・この世界に自分と全く同じ人間などいるわけがない。たったひとりしかいない人間であれば、その人にしかできないことがあって当然なのだ。自分はひとりしかいない、かけがいのない存在なのだ。そして一人一人が必ず自分の役割を持つ存在であるのだ」。

 確かこのような内容だったと思います。この文章に触れ、感動しました。自分自身もかけがえのない存在であると同時に、相手もかけがえのない存在である、と乙武さんはおっしゃっています。

 それから、イエローハットの社長であった鍵山秀三郎さんの「良樹細根」という言葉。これは、良い樹というのは、眼に見えない土の中に、必ず細やかにしっかりと、根を張っているものだ。そういう意味合いのことをおっしゃっています。

 大上段に構えた言い様になりますが、人が、独りでは生きてはいけないという「社会的存在」であるのなら、周りの人のためにこそ自らの命はある。このことは、人が人たることの宿命から出てくる、自然な帰結であると思うのです。自らの生は、他人のために在る。幸せの青い鳥は、自らの心の内に在り、周りの人の笑顔を見るためにこそ、人は在るのではないかと思います。

 そういう意味では、経営理念と言われると、やはり「自利利他」という言葉になるのかもしれません。お客様の喜びが、私たちの喜びです。  

                                   古川泰司 拝